*natural ray*

思いのままに、気の向くままに・・・

ねむりのもりのはなし

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あっくんがよく借りて帰ってくる、

小学校の図書の本より。

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「ねむりのもりのはなし」

長田弘


いまはむかし あるところに

あべこべの くにがあったんだ

はれたひは どしゃぶりで

あめのひは からりとはれていた


そらには きのねっこ

つちのなかに ほし

とおくは とってもちかくって

ちかくが とってもとおかった


うつくしいものが みにくい

みにくいものが うつくしい

わらうときには おこるんだ

おこるときには わらうんだ


みるときは めをつぶる

めをあけても なにもみえない

あたまは じめんにくっつけて

あしで かんがえなくちゃいけない


きのない もりでは

はねをなくした てんしを

てんしをなくした はねが

さがしていた


はなが さけんでいた

ひとは だまっていた

ことばに いみがなかった

いみには ことばがなかった


つよいのはもろい

もろいのが つよい

ただしいは まちがっていて

まちがいが ただしかった


うそが ほんとのことで

ほんとのことが うそだった

あべこべの くにがあったんだ

いまはむかし あるところに


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・・・まるで私たちのくにのお話みたい。



そうは思いませんか?

そうは感じませんか?

ひとりひとりの感受性・・・

なくしてしまいそうな

ねむりのもりだからこそ、

より心を研ぎ澄ませていきたい。

子どもたちと一緒に。


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